東京都の「区」は他の都市とは違う

先日、懸賞への申込用紙を手書きで書く機会がありました。
住所の欄には、    都道府県      市区町村
とすでに印字済み。
わたしはここでいつも悩みます。
この「市区町村」の部分にどこまで書くか。

地方自治の視点で言えば、
「区」は住んでいる場所で扱いが違います。
つまり、東京都の「区」と指定都市の「区」は違うのです。

東京都の23「区」は特別区といい、市町村と同じ扱いの地方公共団体です。
「区長」は住民の選挙で選ばれ、区議会を持ちます。
特別区民税という住民税があり、23区それぞれが東京都とは別に区予算を持っています。
このコロナ感染症拡大防止対応でも、23区が独自に協力金の上乗せや給付金制度を行えるのは、独自の区予算があるためです。

一方、大阪市や横浜市など指定都市(政令市とも呼ばれます。全国に20市あります)の「区」は「行政区」といいます。
区長は、市役所組織内の人事異動で決まり(市長から任命されます)、区議会はなく、区の案件も市議会で審議します。
予算は市の予算の一部です。(市予算の中で、区が予算案を考えて使える枠がある市もあります)
そのため、政令指定都市では、東京都のような区単位での制度を設けるのは難しい面があります。

わたしは指定都市に住んでいます、
住所は 〇〇県●●市××区△△町

上記を踏まえると、この申込用紙の「市区町村」はどう書くべきか…
どう書いてほしいの?、この様式を作った人!

たいていは○○市までにして、●●区××町はそのあとの空欄にとどめます。
なぜかというと単に、スペースが小さいから、です。
自由に書きたいな…
でも、省略しないでってことなんだろうな…

役所などに提出する書類では、
記入例や記入上の注意に従うことを厳密に求められる場合があり、
間違えると修正が求められ、手続きが遅れる場合もあります。
ケースバイケースで対応ですね。


この記事の地方自治についての説明は、分かりやすさを目的にざっくりとした説明にしています。

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